第104回 『まちむら興し塾』 |
2014年2月25日 |
コメンテーター 日本企画株式会社 岡野 貴政さん
テーマ 「就活学生に送る応援メッセージ」 |
これから社会に飛び立つ君たちへ
( Boys be ambitious 〜) |
次々と学生の参加者を中心に質問形式で進行
日本の企業の実体、給与体制、企業の組織とは、就活に必要な
実体と、エピローグとして丸山敏雄さんの送る言葉を紹介した。
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◎ 働<こととは何か? |
社会に貢献し他者を助けることである。
(給与は天から与えられた割増金のようなもので仕事その
ものが報酬である)
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◎ 就職活動って何? |
企業(はたらく)組織との出会い(恋愛と同じであり就職
は結婚)
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◎ 同年代の人数は |
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総計 |
男性 |
女性 |
20 〜 24歳 |
618 |
317 |
301 |
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※総務省「人口推計年報」平成26年2月1日現在 |
◎ 就職率と離職率 平成25年度(平成26年度3月卒業予定) |
◇ 就職率は?
大学卒業者が63.9%(昨年同期比+1.2P)
参照 文部科学省サイト
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◇ 離職率は?
大学卒業31%、高校卒業で約39%、中学卒業で約62%
2010年3月に学校を卒業し就職者のうち3年以内に仕事を
辞めた人の割合。(厚労省調べ)
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▽ 大学卒業者の業種別離職率は? |
業種 |
離職率 |
宿泊業・飲食サービス業 |
51.0% |
教育・学習支援業 |
48.9% |
生活関連サービス業・娯楽業 |
45.4% |
製造業 |
17.6% |
鉱業・採石業 |
13.6% |
電気・ガス等のライフライン産業 |
8.8% |
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▽ 離職の理由は? |
一般的に離職理由で多いのが、
「入社前の会社のイメージと実態の乖離が大きい」
「人間関係が良くない」
「会社の将来性に期待できない」
「賃金等の労働条件が悪い」 等です。
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◎ 社会とは? 全国企業の実体と給与 |
◇ 日本の企業の実体は? |
▽ 日本の企業総数は421.0万社社(21年調査比−7.9P) |
大企業 |
約 1.2万社 |
全体の 0.3% |
中小企業 |
約 432.6万社 |
全体の 99.7% |
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▽ 全労働者数は4,013万人(21年調査比 −4. 5%) |
大企業 |
約1,229万人 |
全体の31% |
中小企業 |
約2,784万人 |
全体の69% |
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▽ 中小企業の定義 |
製造業 |
資本金3億円以下又は従業者数 300人以下 |
卸売業 |
資本金1億円以下又は従業者数 100人以下 |
小売業 |
資本金5千万円以下又は従業者数50人以下 |
サービス業 |
資本金5千万円以下又は従業者数100人以下 |
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◎ 大企業の定義=中小企業ではない企業
※ 総務省・経済産業省平成24年経済センサス‐活動調査結果
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◇ 給与の実態は? |
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給与所得者数 |
前年比 |
平均給与 |
前年比 |
総数 |
4,555万人 |
−11万人 |
408万円 |
−1万円 |
男性 |
2,726万人 |
−5万人 |
502万円 |
−2万円 |
女性 |
1,829万人 |
−6万人 |
268万円 |
±0 |
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※ 正規、非正規の平均給与
正規468万円、非正規168万円 |
※ 給与所得者の年間給与 階級別分布 |
最も多くなっている給与帯 |
人数 |
構成比 |
男性 300万円超〜400万円以下 |
524万人 |
19.2% |
女性 100万円超〜200万円以下 |
489万人 |
26.7% |
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※OEDC(経済協力開発機構)相対的貧困率算出方法による |
※ 国税庁 民間給与実態統計(平成24年度) |
◎ 企業組織とは |
◇ 会社は誰のものか? |
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◇ 新卒受入の意義は? |
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◇ ポストの数は決まっている |
役員<部長<課長<係長<主任<一般
どんな大企業の社長も最初はみんな新人だった |
◇ 仕事ができれば出世できるわけではない |
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◎ 就職はスタートライン |
◇ 自分の人生を戦略的にデザインする |
組織に所属していれば昇給、昇進する時代じゃない |
◇ 君たちは残りの約60年を食いっぱぐれることなく生き
抜かなければならない。 |
■ 仕事は千差万別、しかし働き方には○○しかない |
○○の中は、信念・努力・価値観・思い入れ・企業環境
忍耐、等々いろいろな意見が出された。 |
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◎ 最後に送る言葉 |
(丸山 敏雄 語録)
http://president.jp/articles/-/10800 |
元来仕事そのものには、上下貴賤の別があるのではない。
職業には尊卑はない。
自ら軽んずる心を持つ働きを人が賤しいと思い、自ら重
んずる職業を人が尊ぶのである。
つまらぬ仕事だとか、いやなことだとか考えて、仕事の
好ききらいをする。
こうした人は、一生涯たましいを打ち込んだ仕事につく
事は出来ず、人生の誠の喜びを満喫することはできない。
自分の只今ついている仕事の尊さを悟って、けんめいに
働<時、自然に与えられる楽しみ、これは何物にも替える
ことの出来ぬ人生の喜びである、最高至上の歓喜である。
真の働きには喜びが伴うだけではない。肉体の健康も、
物質の恩恵も、地位も名誉も、おのずからついてくる。
人が生きているということは、働くことである。
働く喜びこそ、生きている喜びである。
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※ この丸山敏雄の言葉は、現在仕事に就いている社会人に
も当てはまることで、改めて、心に留めておきたい。 |
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リハビリ1年ぶりに参加した長坂と参加者の皆さん
上段左から、樋口さん、斉藤さん、はるばる水戸から参加加藤さん
3年根岸君、就活中4年野口さん、
真ん中の段、松岡さん、松井さん、上松さん、田さん
前列、初参加小松さん、長坂、就活中4年生蔵敷さん
丸中、本日のコメンテーター岡野さん
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資料説明に聞き入る |
学生からの回答を聞く |
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左松岡さん、質問の集中砲火を浴びた、左から二人目野口さん、
三人目蔵敷さん、右側田さん |
質問に回答する左根岸君と松井さん |
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会場は東洋大学が冬休みで使えず、御徒町の老舗そば屋満留賀で |
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仕上げにしこしこの細麺に舌鼓を打つ皆さん |
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本日のコメンテーテー岡野さん |
復帰記念に頂いた花束を胸に
感激のご挨拶をする長坂 |
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